お恥ずかしい話ですが、今となっては笑える武勇伝!となっている。
高校卒業後、東京で約4年ほど暮らした。
そこでは、様々なアルバイトをしながら生計をたてていた。。
ある日のこと、拾ったアルバイトニュース(当時の就職情報誌)をパラパラめくっていると、ある求人の欄に、ウエイトレス!17:00~22:00。時給800円〜!(当時、飲食店は500円くらいだと記憶している)”小さなアットホームなお店です!簡単なお料理のできる方大歓迎”と書かれていた。
”アットホーム”という言葉も新しくて魅力的だった(笑)
その時、私は中型2輪免許を取ったばかりで、ニーハン(250cc)のバイクが欲しかった!
買うバイクも決まっていた!お金がなかっただけ・・・
だから、そのアットホームな店で働いて、そのバイクを買おう!と決意したのである。
私はその店で、一生懸命働き、欲しかったニーハンのバイクを買ったのさ!イエーイ♪
と、なるはずだった!なってほしかったけど・・残念ながらそうはならなかった!
一応は採用はされた。
その店は、新宿の繁華街から離れた、ひっそりとした場所にあり、こぢんまりとしたビルの1階の小さな店で、10人ほど座れる弓の形をしたカウンターがあって。スタッフは私の他に先輩女の子が二人と、マスターと呼ばれる40歳前後の男性がいた。みんな優しかったし、仕事も楽だった。
でも、私は2週間後に、その店を解雇された(首になった)
マスターは私を呼び「ギマちゃんはこの仕事に向いてないと思うので今日でやめてもらおうね〜」と優しく言った。
私はなんだか、よくわからないまま、わからないのに・・「わかりました」といい、2週間分の給料を頂きその店を出た。。
その話を別のバイト先の先輩に話すと、「そこは水商売じゃない?おみずのバイトしてたの?」と聞かれ・・「料理作ったり、片付けしたり、暇な時はツル折ってた!」
「折り紙の鶴?」
「そう」。
そうだ、私は、たまたま地元に残って就職した親しいお友達が事故に遭い、みんなで千羽鶴を折って勇気づけよう!ってことになり、家でも、その店でも暇な時は鶴を折っていた。
先輩女の子が「ギマちゃんもこっちで一緒にお話ししよう♪」と、誘ってくれても「大丈夫!」と言い(何が大丈夫なんだろうね〜(笑))奥の方で、セッセと千羽鶴を折っていたんだった。。それでも、私の中では、先輩女の子も、おしゃべりして遊んでいるし、私はやるべき仕事はちゃんとしたから(仕込みやら、片付けなど・・)折り紙折ろうっ♬〜のつもりで堂々と鶴を折っていたのだ・・・・・
後に私は、その手の店は、積極的におしゃべりをしてお客さんを楽しませる!ことが主なお仕事だったのね!(恥)
ってことを知った。。
あの頃の私と言う女は、まったくもって、世間知らずの田舎の小娘であったのだ。
武勇伝、武勇伝♪(オリラジ風に 笑)